予約？海に眠るダイヤモンドシナリオブック

海に眠るダイヤモンドシナリオブックの予約ガイド

ドラマ「海に眠るダイヤモンド」が放送されていた頃、毎週のようにSNSで話題になっていましたよね。

放送直後にタイムラインを開くと、もう名場面やセリフが並んでいて、誰もが同じ時間を共有している空気に包まれていました。

そしてそのドラマの完全版シナリオブックが、ついに河出書房新社から発売されると知って、あのときの熱気を思い出しました。
発売日は2025年10月2日、すでに予約は始まっています。

これは他の作品でもそうですが、ドラマを見ていて、もしかして「この場面、もっとやり取りがあったんじゃないかな」と感じる場面とかたまに見たりするじゃないですか。

今回のシナリオブックには放送では削られたシーンも含まれているそうで、まさに完全版として作品の全貌に触れられるという。
なんかあのときの直感が確かめられるような気がして、正直少しドキドキしています(笑)。

そしてカットされたシーンは、物語の理解をより深める手がかりにもなるでしょうし、制作側の選択を逆に意識させられるものかもしれません。

またすでに通販サイトで予約受付が始まっていて、ランキングでも目立ってきています。

話題作の関連書籍は発売直後に在庫が動くことが多いので、発売日前に予約で押さえられるかどうかがポイントになりそうです。
私自身、以前に別のシナリオブックを発売日に探したらどこも在庫がなく、数週間待つことになってしまった経験をちょっと思い出しちゃいましたね。

シナリオブックのもうひとつの見どころは、脚本家・野木亜紀子さんによる4万字を超える「あとがき」です。

4万字と聞いた瞬間、この文量はガチだなと。一体どんな内容となっているのか、シナリオそのものと同じくらい読み応えがありそうです。

さらに、野木さんと塚原監督、新井プロデューサーによる座談会、そして野木さんと林啓史監督の対談も収録されています。

ドラマ放送中には我々が知り得なかったエピソードが飛び出すかもしれませんし、それを読むことで作品を二重にも三重にも味わえるのだと思います。

私は以前、別のドラマの制作座談会をシナリオブックで読んだことがあるんですが、ちょっとした撮影現場の判断が大きなシーンを生んでいたりして、そこに気づいたとき鳥肌が立ちました。今回もそういう発見があるのではと期待しています。

「海に眠るダイヤモンド」といえば、リアルな1950年代の端島を映像化したビジュアルが強烈でしたよね。あの映像は一体どうやって作られたんだろうと気になっていたんですが、シナリオブックにはCGチームの舞台裏まで収録されるそうです。

単なるドラマの副読本を超えて、制作資料としての価値もありそう。

学生時代に映画研究を少しかじったことがあるので、映像の仕組みを読み解くのが個人的に好きで、そういう意味でも今回の収録内容には心惹かれます。

そして最大のサプライズは、野木さんがシナリオブックのためだけに書き下ろした一編。

鉄平と賢将のありし日の姿を描いた内容となっているとのことで、本編では見ることができなかった二人を新しい形で出会えるのは、このシナリオブックだけ。

私はこういう「ここでしか読めないもの」に弱くて、特に過去を補完するようなエピソードは心を揺さぶられます。どんな一場面なのか、ページを開く瞬間が今から待ちきれません。

ドラマ「海に眠るダイヤモンド」は、映像も脚本も演出も、全方位から心を掴んでくる作品でした。

その魅力を一冊に凝縮した「完全版シナリオブック」は、単なる記録ではなく、新しい発見をくれる読み物として手元に残るはず。

予約が始まっている今だからこそ、放送当時の熱量を思い出しつつ、改めて作品に浸れるチャンスだと思います。