自分が子どもの頃、漫画そのものよりも、様々な漫画家の先生たちが描くその絵がとても好きで。
なかでも鳥山明先生の絵は本当に1ページ毎に驚かされるほど上手く、新しい連載話を見るたびに圧倒されっぱなしでした。
これは絵が好きな人ならわかると思うのですが、例えば人の顔を描くときでも左を向いている方が得意で、逆に右を向いている角度は苦手、といったようなことが起きたりします。
でも鳥山先生の描く絵はどんな角度からの描写でもめちゃめちゃ正確で。
しかもだからといって定規で線を引いたような無機的な絵ではなく、しっかりとアナログの良さや味がにじみ出る絵を描かれるんですよね。
これはもうほんとうに凄かったです。
もう鳥山先生の新しい絵は見ることができないかもしれませんが、先生がこれまで描いてくださったたくさんの絵を、今後も見続けていきたいと思っています。
鳥山明先生、これまでたいへんありがとうございました。