※ 2021年7月20日 更新・追記
2021年6月13日、RIZIN28にて、ついにバンダム級トーナメントが幕開けしました。
優勝候補の朝倉海選手、そして井上直樹選手も順当に勝ち星を上げ、いよいよ二人の試合の機運が高まってきました。
当初、海選手が今回参加するかどうかで、トーナメントに対する話題が高まり、その後正式に参戦が決定。一回戦の組み合わせが決まった頃から、両者の対戦が徐々に注目されてきましたね。
ちなみに一回戦の試合後、井上選手の印象を聞かれた海選手は、
強いですね☆と一言。井上選手への評価はやはり高い模様です。
一方、井上選手は、一回戦の前には「彼は打撃はうまい」と言いつつ、しかし「でも(打撃)だけ、スピードも速くない、力もあると思わない」と発言してました。そして自分が勝つと発言しており、強烈な自信を伺わせます。
そして2020年7月20日、二回戦の対戦カードが発表され、海選手はアラン・ヒロ・ヤマニハ選手と、井上選手は金太郎選手との対戦が決まりました。
そのため海選手と井上選手の対戦は、両者が勝ち進めば、大みそかの準決勝、もしくは決勝が濃厚となりましたね。
では両者が対戦した場合、どのような試合展開となるのか、考察してみたいと思います。
まず序盤は打撃の打ち合いがメインになるのではないかと予想します。
基本何も削られておらずスタミナがある状況で、腰の強い海選手にタックルを狙うのはあまりメリットがないですし、対する海選手も自ら寝技に引き込むとは考えずらいです。
もちろんスクランブルになって優位な体制と見たら、すかさず井上選手は海選手を寝かしに行くと思いますが、遠い距離からタックルに入るようなことは1Rは可能性は低いかなと。
また打撃戦でのポイントは海選手がパンチの距離に入れるかどうか、井上選手が遠い間合いでカーフなどで攻めれるかどうかですね。
したがって近距離で海選手。ヒットアンドアウェーで攻める展開が目立つと思います。
そして海選手の打撃はさすがの井上選手もリスクが大きいので、自ら近い距離にはいかないでしょうね。遠距離で井上選手という展開が目立つかもしれません。
ただこれが総合格闘技の面白いところなんですが、仮に海選手が近い距離で打ってきた場合、それは井上選手が組みつく絶好のチャンスでもありますので、基本全局面で緊張感溢れる試合になると思われます。
また寝技になった場合、海選手は徹底的に立ち上がろうとするはず。かりに井上選手が引き込みに成功したとしても、渡辺修斗戦のようなパウンドに気を付けなければいけません。
ですので井上選手が寝技で決めるには、下になるより、バックをとるか、上に乗る展開が優位ですね。もちろんガードを取っていても、パウンドを喰らわなければ、三角にセットアップする可能性もあります。
そしていろんな方の意見を聞いてみると、井上選手有利の声が多いですね。
自分も現時点では総合的に井上選手の方が上なのではないかとも思います。
しかし打撃の破壊力はやはり海選手は別格。おそらく井上選手はこれまでのキャリアの中で被弾したことのないパワーと脅威を感じると思います。
つまり海選手の突破口はとにかくパンチであり、ここをスナイパーできれば、海選手勝利でしょうね。
自分は朝倉海勝利、1RTKOと予想します。